お別れの会では自由に演出を企画出来る
2017年03月07日
お葬式とお別れの会ではどのような違いがあるのでしょうか。お別れ会にはっきりした定義はありませんが、お葬式の役割という視点で考えてみるとイメージがつかみやすいようです。お別れ会は、葬式の役割の中でも特に社会的な意味に重点を置いています。家族や親族、生前親しくしていた人だけでなく、職場の関係者など社会的なつながりのあった方々などとのお別れ、そして、故人が生前築き上げてきた人間関係を、例えばその子どもや、近しい人に継承し、今後とも宜しくお願いしますという気持ちを伝えます。
そうしたセレモニーがお別れ会です。家族など近親者のみで開く密葬(家族葬)に対して、関係者に広く集まっていただいてお別れをする本葬と考えても良いでしょう。遺族が主催する場合もありますが、関係者が集まって、開催するケースが多いようです。周囲から勧められて遺族が相談してくる場合も、発起人を立てることをアドバイスするそうです。費用は、遺族が持つ場合もあれば、関係者が持つ場合もあれば、会費制にする、香典でまなかうなど、さまざまな方法があります。
会場も葬儀式場や自宅だけでなく、ホテルやレストラン、故人のゆかりの場というように、会場となる施設の了解さえ得られれば、自由に選ぶことができます。ただし、それぞれの場所によって利用できる時間や、利用のルールなどもありますので、事前の確認が必要です。また、会場選びでは、集まってくださる方が来やすい場所であるということも大切です。故人らしい祭壇や会場の飾りつけしたり、故人の好きだった料理を用意したり、親しかった方と食事を囲みながら、笑顔で故人を偲べるような演出を企画したり自由にできます。