自由な形の葬儀が増えて来ています
2018年03月19日
人が亡くなった時、多くの人は亡くなった人のためにお葬式を行うことを考えるはずです。その時、今まではお坊さんを呼んで、お経を上げてもらい、通夜、告別式を行うことが、ごく普通のことになっているのでしょう。ですが最近の傾向として、お坊さんなど呼ばず、お経も上げない式を行う人が増えて来ています。
その理由として、普段からお寺等にお世話になっていなかった人や更には亡くなった人の意思で、自由な形でお葬式を行なって欲しいと希望があったことが考えられます。自由な形のお葬式のことから、自由葬と呼ばれることが多くなっています。
音楽が好きだった人が亡くなった時、その人が好きだった楽曲を流しながら、亡くなった人の想い出に浸ると言った式から、マージャンが好きだったことから、参加された方々全員でマージャンを行うといった、自由奔放な葬儀も行なわれるようになっています。
これらは、亡くなった人が心置きなく天国に行ってもらえることを望むことから行われる葬儀の形と考えると不思議なことではないようです。これからも、お経や戒名を希望しない葬儀が多く行われる時代が来ると言われます。
そこには、お墓を求めることなく、散骨を希望する人も多くなっていることも、その理由になっているようです。これら無宗教で行うお葬式は、式の形は自由ですが、亡くなった人を見送る式に間違いありません。亡くなった人が希望する形での式は、いろいろな形を生み出して来る可能性も秘めています。